【連載】差し込み印刷のレコードごとにドキュメントを作成するマクロの解説(第1回)

当ブログでは比較的アクセス数の多い

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について、改めて詳しく解説しようと思います。

第1回 完成品の仕様

まず、完成品の仕様について紹介しておきます。

およそ以下のような仕様です。

目次

1ページ目に実行ボタンがある

文書1ページ目のコマンドボタン

差し込み印刷のもとになる文書の1ページ目に、画像のようにコマンドボタンを配置します。

このボタンをクリックすることによって、マクロを実行します。

データを差し込んで新しいドキュメント(ファイル)を作成した後、1ページ目を削除してから保存するという動作にします。

画像では、編集画面の表示倍率を上げているせいで、ボタンのテキストがズレータになっています。

編集画面の表示倍率を100 %にすると正常に表示されます。

表示倍率を100%にした

なお、コチラの情報によると、ボタンのテキストを半角にすると正常に表示される、とのことですが、当方のWord2019では

やっぱりズレータ

ダメでした。うそつき。

どうにも気持ちが悪いのですが、〝仕様〟と割り切るほかないでしょう。

2ページ目以降が本体

文書の本体は2ページ目以降に作成します。

文書の本体

画像の<<Phrase>>のところに差し込み用のデータが挿入されます。

自動でファイル名を付けて保存する

コマンドボタンをクリックしてマクロを起動すると、

  • 新規文書作成
  • データを挿入
  • 1ページ目を削除
  • 名前を付けて保存

という動作を、差し込み用データのレコード数分繰り返して、ドキュメント(ファイル)を量産します。

保存用フォルダ内

それぞれの文書を開くと、

出来上がった文書

このとおり、それぞれデータが差し込まれた文書となっています。

おわりに

次回以降、元の文書の準備を始め、マクロを構成するVBAのコードについて詳しく解説します。

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