Wordの「スタイル」をVBAで操作する(2) (Word)
「標準」スタイルのフォントを変える
前回
のつづき。
ウチの環境では、Document.Styles(194)
で「標準」スタイルにアクセスできるのだった。
Style.Fontオブジェクト
MSDN Dev Centerの「Style Members (Word)」によると、フォントの設定はFont
プロパティにアクセスしてFont
オブジェクトを取得して操作するっぽい。
で、Font
オブジェクトのページ(MSDN Dev Centerの「Font Members (Word)」)を見てみると、フォント名を設定/取得するっぽいものとして
Name
NameAscii
NameBi
NameFarEast
NameOther
この5種があった。
詳しくはリンク先の記載内容をお読みいただくとして、基本的にはName
プロパティ(英数字用)、NameFarEast
プロパティ(日本語用)を設定すればいいっぽい。
イミディエイト・ウィンドウで確認する
イミディエイト・ウィンドウに、
?thisdocument.Styles(194).Font.NameFarEast
および、
?thisdocument.Styles(194).Font.Name
と入力して確認してみる。
この通り、NameFarEast
の方は「MS 明朝」、Name
の方は「Century」が返った。
Word本体の方に戻って、スタイル ギャラリーで確認してみると、
ぴったり一致している。
つまり、Document.Style.Font.NameFarEast
で日本語用フォント、Document.Style.Font.Name
で英数字用フォントを設定することができるということだ。
「標準」スタイルのフォント設定をVBAで変えてみる
イミディエイト・ウィンドウに
thisdocument.Styles(194).Font.NameFarEast = "MS ゴシック"
と入力して[Enter]してみる。
意図どおりの結果になっている。
これで面倒だった作業が1クリックでできるめどが立った。