RemoveDocumentInformationメソッドというものがある(Word)

RemoveDocumentInformationメソッドというものがある

RemoveDocumentInformationメソッド

知らなかった。

Documentクラスのメンバ一覧を「オブジェクト ブラウザー」様で見ていて見つけた。

f:id:akashi_keirin:20220213104700p:plain

有名なのだろうか……。

使ってみる

例によって、私がマイPCで文書を作成すると、

f:id:akashi_keirin:20220213104703p:plain

ドキュメントの「情報」として、非常に恥ずかしい情報がクレジットされてしまっている。

このドキュメントをアクティヴにした状態で、次のリスト1を実行してみる。

リスト1
Private Sub test()
  Dim tgtDoc As Document
  Set tgtDoc = ActiveDocument
  Call tgtDoc.RemoveDocumentInformation(wdRDIDocumentProperties)
End Sub

すると、どうなるか。

実行結果

f:id:akashi_keirin:20220213104705p:plain

こうなるのである!

おわりに

[Document].RemoveDocumentInformationメソッドの引数には、WdRemoveDocInfoType列挙体のメンバを渡す。

今回は、「wdRDIDocumentProperties」を渡したのだが、メンバの中には、他にも「 wdRDIRemovePersonalInformation」など、非常に気になる名前のものがある。

こういうものも、今後きちんと調べておくべきだろう。

というわけで、早くも

akashi-keirin.hatenablog.com

コイツは役目を終えたのである!

諸行無常

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追伸

ちなみに、このたびの〝発見〟は、和風スパゲティのレシピ氏からのインスパイヤのおかげです。

VBA初心者のみなさん! あるていど「オブジェクト」とか「プロパティ」ということばの意味がわかってきたら、「オブジェクト ブラウザー」様でいろんなクラスのメンバ一覧を眺めてみましょう! きっと、大発見がありますよ!

たぶん、次のフレーズの意味がわかるようになったときが、「オブジェクト ブラウザー」様を眺めてみる一つの契機かも。

WorksheetオブジェクトのRangeプロパティがRangeオブジェクトを返す。

昔は、これ、何言ってんのか全然わかりませんでした。