傍点マクロをNormal.dotmに書く(Word)

傍点マクロをNormal.dotmに書く

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傍点マクロをNormal.dotmに書く

前回

akashi-keirin.hatenablog.com

作成した傍点マクロ。私は文書作成時にやたらと傍点を使う(というよりは、私の尊敬する書き手が皆一様によく傍点を使うため、引用するときにやたら傍点を施す必要が生ずる)ので、傍点が気軽に打てるのは助かる。

そこで、傍点マクロをいろいろなドキュメントで使い回せるように、標準テンプレートであるNormal.dotmに置くことにする。

Normal.dotmに標準モジュールを置く

まず、プロジェクト エクスプローラー上で、「Normal」のところの「+」をクリックする。

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次に、「Microsoft Word Object」のところの「+」をクリックする。

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ThisDocument」のあたりで右クリックし、コンテキストメニューを「挿入」→「標準モジュール」の順にクリックする。

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これで、めでたく標準モジュール「Module1」が生まれた。

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モジュール名が気にくわなければ、プロパティウィンドウの「オブジェクト名」のところ

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で名前を変更してやれば良い。

画像では「UsefulMacros」としている。

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設置した標準モジュールにコードを書く

前回記事のリスト1リスト2を先ほど挿入した標準モジュールに書く。

リスト1(再掲)
Private Sub addEmphasisMark( _
  Optional ByVal EmphasisMarkType As WdEmphasisMark =  _
                                     wdEmphasisMarkOverComma)
  Dim rng As Range
  Set rng = Selection.Range
  rng.EmphasisMark = EmphasisMarkType
End Sub
スト2(再掲)
Public Sub AddEmphasisMarkMain()
  Call addEmphasisMark
End Sub

とりあえずこんだけ。

終わりに

これで、このマクロを仕込んだ端末で編集するたいていのWordドキュメントで傍点マクロを使用することが可能になる。(ですよね?)

【追記】

Normal.dotmは、Word文書編集中、その影で常駐しているっぽい(他のテンプレートから新規作成したときでも、プロジェクト エクスプローラーに標示されている。)ので、Normal.dotmに仕込んだマクロは、その端末で編集する全てのドキュメントから利用可能なはずです。

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