傍点マクロをNormal.dotmに書く(Word)
傍点マクロをNormal.dotmに書く
傍点マクロをNormal.dotmに書く
前回
作成した傍点マクロ。私は文書作成時にやたらと傍点を使う(というよりは、私の尊敬する書き手が皆一様によく傍点を使うため、引用するときにやたら傍点を施す必要が生ずる)ので、傍点が気軽に打てるのは助かる。
そこで、傍点マクロをいろいろなドキュメントで使い回せるように、標準テンプレートであるNormal.dotm
に置くことにする。
Normal.dotmに標準モジュールを置く
まず、プロジェクト エクスプローラー上で、「Normal
」のところの「+」をクリックする。
次に、「Microsoft Word Object
」のところの「+」をクリックする。
「ThisDocument
」のあたりで右クリックし、コンテキストメニューを「挿入」→「標準モジュール」の順にクリックする。
これで、めでたく標準モジュール「Module1
」が生まれた。
モジュール名が気にくわなければ、プロパティウィンドウの「オブジェクト名」のところ
で名前を変更してやれば良い。
画像では「UsefulMacros
」としている。
設置した標準モジュールにコードを書く
前回記事のリスト1とリスト2を先ほど挿入した標準モジュールに書く。
リスト1(再掲)
Private Sub addEmphasisMark( _ Optional ByVal EmphasisMarkType As WdEmphasisMark = _ wdEmphasisMarkOverComma) Dim rng As Range Set rng = Selection.Range rng.EmphasisMark = EmphasisMarkType End Sub
リスト2(再掲)
Public Sub AddEmphasisMarkMain() Call addEmphasisMark End Sub
とりあえずこんだけ。
終わりに
これで、このマクロを仕込んだ端末で編集するたいていのWordドキュメントで傍点マクロを使用することが可能になる。(ですよね?)
【追記】
Normal.dotmは、Word文書編集中、その影で常駐しているっぽい(他のテンプレートから新規作成したときでも、プロジェクト エクスプローラーに標示されている。)ので、Normal.dotmに仕込んだマクロは、その端末で編集する全てのドキュメントから利用可能なはずです。